maya5のブログ

愛って何か常に考える

訳あり彼との夜

訳あり彼と過ごす夜

訳あり彼はいつものように

家に来ていた


携帯で人狼ゲームをしながら

私の話を軽く聞く


私は、訳あり彼から避けるように

21時に布団に入った

彼も布団に入る


いつもの様に私は背を向け彼は私の方を向いて

横になる


今日は疲れたのか、すぐ部屋に響く

彼の寝息


彼は眠りに入ると

無意識か、私を後ろから抱き寄せる

彼は細い腕で力強く

私を抱き寄せる



眠れない


彼の綺麗な顔、目鼻立ちがしっかりとしたフォルム

痩せてるけど筋肉のある身体



私はこの人を愛してた

愛されたかった

愛されていたとしても

伝わらないよ


もう遅い

彼に抱かれた日

彼は優しかった

早くに出来ちゃった結婚をした彼は

まるで、女性を知らない若い男の子みたいに

緊張していた


優しく私を抱く

大切に大切に少しづつ私を抱いた


彼には激しさはなく

動く事に私が大丈夫か確認するように

身体を動かした


優しかった

とても暖かくて

彼の身体は柔らかかった

熊のように、プーさんの人形を抱えたみたいに

愛おしい感じがした


終わってから

余韻に浸ることなく

訳あり彼の話をした


私はきっと訳あり彼に愛されたい気持ちを

彼に投影したのかもしれない

私の裏切り

彼と初めて夜の公園を手を繋いで歩いた

会話は弾み

友達といるような

楽しい感覚


どこか頼りなく

可愛い彼


彼との時間を重ねる度


訳あり彼の寂しそうな彼が浮かぶ


長すぎたのよ

訳あり彼と6年

待ってて全部綺麗に片付いたら一緒になろうと言われて

待って6年

34歳の私は、もう40歳になる

ずっと待ち続けたの


今日訳あり彼との最初のLINEを見ながら

今思う


今や言われる事のない

愛してる

好き

守るから

一緒にいよう

の言葉


私は訳あり彼を愛してた

今も

きっと愛してる


私はいっときの好奇心に

好かれてウキウキした気持ちに

任せて

訳あり彼を裏切った